2010年8月19日木曜日

萬葉集10,11,12/4516

暑い暑いと言いますが、
少し蝉の勢力図が変わってきています。
最近はニイニイゼミとツクツクボウシの
鳴き声をよく聞くようになりました。
徐々に、秋が近づいているのでしょう。

中皇命(なかつすめらみこと)、紀の溫泉に往きましし時の御歌

◎君が代も わが世も知るや 磐代(いはしろ)の
 岡の草根を いざ結びてな

意味:君の命も私の命も支配している磐代(地名)の
   岡の草を、さあ、結ぼう
   (磐代の草を結び止めることにより、
   命の永遠と無事、安寧を祈る意味があった。)

◎吾背子(せこ)は 假廬(かりほ)作らす 草なくは
 小松が下の 草を刈らさね

意味:愛しいあの方が一夜の宿を作っていらっしゃる。
   草がなければ、小松の下の草をお刈りなさい。

◎わが欲りし 野島は見せつ 底ふかき
 阿胡根(あごね)の浦の 珠(たま)ぞ拾(ひり)はぬ

意味:私が見たかった野島(地名)は見せて下さいました。
   しかし、海の底の阿胡根の浦(詳細不明)の
   珠はまだ拾ってはおりません


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